筋膜とは
筋膜とは私たちの体を包み込むボディスーツのようなもので、骨・内臓器官・血管・神経などを包み込み、臓器を正常な場所に位置づけたり、体のバランスを保つのに大切な役割を果たしています。
鶏肉を調理するとき見られる皮と肉の間にある薄い膜が筋膜です。
その筋膜は主に、「コラーゲン」と「エラスチン」の繊維でできています。
また、下の図のように筋膜は何層も重なった多層構造をしています。
そして、この層と層の間にヒアルロン酸が分布し体の動きに合わせて滑らかに動くことができるように
なっています。
筋膜に問題が起きたら？
悪い姿勢や偏った動きをしていると体の一部に不必要な負担がかかり筋膜が自由に動けなくなってしまいます。
そうなると筋膜がよじれたり癒着してしまい、体のいろいろな箇所にこり、痛みなどの不調としてあらわてきます。
筋膜に問題が生じると筋膜はひと続きのボディスーツを形成していますので腰痛なので腰が悪いと思ったら実は首に原因があったということも起こりますし、関節に問題があるわけではないのにその筋膜につながった関節周囲が痛くなったりもします。
また、筋膜は血管、神経、リンパ管を支持し通過させる機能もありますので筋膜がよじれると血管、神経までもが影響を受け頭痛を引き起こすこともあります。首や肩が悪から頭痛が起こっていると思ったら実はその首や肩を悪くしている原因は腰の筋膜だったなんてことも起こります。
筋膜調整とは？
悪い姿勢などでよれたり、ねじれたり、癒着してしまった筋膜を筋膜リリースと言う手技で適度な圧力で押さえて伸ばすことによりほぐしていき、痛みの出ている原因を突き止め、改善していく調整方法です。
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